【各話解説】#6 摩訶不思議テーゼ について
以下本編(おまけ含み19ページ)となります↓
〈おまけ〉
サモエド、かわいいですよね。
てな感じで第6話です。
第4話において安田が石田楽器店長から騙されてオススメされて購入したギターについての掘り下げとなっております。
傷だらけのギター、それと犬。
この時点で察しのいい方にはハロルド作石先生著「BECK」へのオマージュということが
バレバレかもしれません。
サブタイトルに起用させていただいた曲はこちら
HUSKING BEE
「摩訶不思議テーゼ」
↓試聴はこちらより(apple music)
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HUSKING BEEの5枚目のアルバム「variandante」より選曲
もともとメロコア、ポップパンク主体だったバンドですがアルバム発表ごとに音楽性の広がりを見せてくれます。個人的にはその多様な音楽性のひとつの完成形になったアルバムではないかと思います。大好きです。
その1曲目を飾るキャッチーなナンバーを選曲しました。
まんまタイトルも‘’摩訶不思議‘’と付いてるので、この話との親和性も高そうだな~という理由で起用させていただきました。
そしてさらに新キャラです。
うん。
…うん。
………うん。
………………うん。
…描いててすごい楽しかったです(笑)
この漫画を描く上で主軸としていることが人との出会いや交流です。
彼らは大学で出会い、日常を過ごし、高校までとは違った環境で様々な経験をしていくわけです。
僕自身も田舎から出て色んな人に出会い様々な影響を受けました。
世の人すべてに当てはまることではありませんが、この二十歳前後の学生時代は
狭い世界で生きてきたものにとってはすごく刺激的で学ばされる機会が多い貴重な
時期だと思うのです。
まあ…アレコレとまじめに語りましたが、つまりは…………
ぶっ飛んだキャラが描きたかっただけです。
メインの軽音メンバーのほかにエピソードごとにこういった新キャラは
出していきたいですね。
第4話目に登場したイシダ楽器の石田店長もその一環です。
店長は軽音メンバーに比べてだいぶ大人なのでストーリーを落ち着かせるためには
すごく扱いやすいのですが、正直インパクトに欠けます。
そこでさち子の登場です。
いわく付きのギターを手に入れたなら…
まあ霊的ななにかだよな…
霊能力者でも出して… 同級生あたりがいいよな…
どうせならのり子とは近しい関係で……
なんかはっちゃけた感じがいいな…… 変なポーズもさせてみるか…
…………できた!
………………なんだこれ?
そんな脳内会議の末できあがったキャラクターです。
正直気に入っております。
便利すぎるんですよね、話を転がす上で。
この子が今後も色々な場面でアクセントになってくれるのではないかと期待しております。もちろんコメディ的な面で。
あとはギターに憑りついていた幽霊をサモエドにした理由ですが
サモエドかわいい……
かわいい……飼いたい……おっきい……かわいい……
ただの愛です。
次回はまたページ数が短くなりますが第3話で出てきたたこ焼きのお店が出ます。
お暇があれば読んでいただけると幸いです。
現在7話まで各サイト様にて更新中
【ニコニコ静画】
https://seiga.nicovideo.jp/comic/44950
【LINEマンガ】
https://manga.line.me/indies/product/detail?id=5357
【pixiv】
https://www.pixiv.net/user/39908133/series/67890
【マンガハック】
【各話解説】#5 日本の米は世界一 について
以下本編となります。
↓
短い!
見ての通り薄口な内容となっております。
時系列もあまりキチッと決めてはいないので全員の服装が夏服となっております。
彼らの日常風景を切り取った一幕ですね。
最後のページでザックリと説明していますが菅野くん以外は地方出身で一人暮らしをしています。
その説明も兼ねた話と思っていただければ…と
サブタイトルに使用させていただいたのはこちら
「日本の米は世界一」
↓試聴はこちらより(apple music)
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安直にご飯の話だから決めました。
捻りも工夫もございません。すいません。
打首獄門同好会、好きです。
一人暮らしをするとどうしても話題になる…というか課題になるのがメシ問題かなー、と思いまして。
親元から離れて暮らす際、まず最初の壁になりますよね。
自分も学生時代はかなり雑な食生活を送っていました。キチンと3食食べないことなんてザラでしたし、お菓子やツマミを食事替わりにしたり…
学食の安さには助けられたなー
社会人となった今では無理矢理にでも3食摂るようにしております。それだけで体調はかなり安定しますよ。食生活大事、ホントに。
てな感じで、料理や食べ物は食べるのはモチロン、描くのも楽しいのでこの漫画内ではちょくちょく食事描写が出てくる予定となっております。
なるべく読んでくれた皆さんにも美味しそーだなー、と思っていただける様に尽力いたします。
最後に言い訳をさせていただくと、
この漫画は料理漫画ではございません。
音楽漫画なんです。
次回は安田くんの手に入れたいわく付きのギターについてのお話です。
新キャラも出てきます。
【各話解説】#4 URBAN GUITAR SAYONARA について
以下本編となります↓
安田がギターを買いに行く、って話です。
うーん、シンプル
とりあえずギターやらアンプやら楽器がそこかしこに出てきます。楽器って描くの大変っすね…
ちなみに登場機材について簡単に。
【Gibson Les Paul】
安田が舐め回すように見ていたのがこのギター。エレクトリックギターの定番中の定番ですね。使用アーティストの一例はジミー・ペイジ(Led Zeppelin)、ジェフ・ベック(ジェフ・ベック・グループetc…)、スラッシュ(Guns N' Roses)などなど挙げたらキリがありません。
【Fender Stratocaster】
虹川部長の愛機がこちらのストラトキャスターになります。こちらもド定番のモデルになりますね。弾き易さやジャンルレスに活躍できる点では他の追随を許さないのでは…と、個人的に思っております。
使用アーティストの一例はジミ・ヘンドリックス(The Jimi Hendrix Experience)、リッチー・ブラックモア(Deep Purple、Rainbow、etc…)、ジョン・フルシアンテ(Red Hot Chili Peppers)…と、まあこちらも例を挙げるとキリがありませんね。
【??? SGモデル】
こちらはGibsonのSGではありません。
作品中の設定としてメーカーその他諸々不明ということにしてます。
なので既存のSGとは細かなディテールを変えて描写しました。ヘッドの形状だったり、ワンハム仕様だったり…(GibsonからもSG-1というワンハムのモデルが出ているらしいのですが、どちらにせよあまりポピュラーではないので…笑)
ピックガードもオリジナルのデザインにしてあります。
あとは無数のキズ…ですね。
これは大好きな音楽漫画『BECK』のルシールというギターへのリスペクトとでも言いましょうか…あちらは弾痕ですが、ウチのは歯型です。うーん、比べてしまうとルシールがカッコよすぎて…あまり考えないようにします笑
【Roland JC-120 Jazz Chorus】
こちらはギターアンプです。
たぶん大多数の練習スタジオや楽器屋さんにはこのアンプが置いてあるのではないかなー、と思います。
何よりクリーントーンが素晴らしい。アンプ内蔵のコーラス(内蔵エフェクター)もまた良い音鳴らすんです、これが。とてもよいこちゃんな秀才タイプのアンプだと思っております。(個人的に)
サブタイになっている曲はNUMBER GIRLのメジャー2ndアルバムより。
「URBAN GUITAR SAYONARA 」
↓試聴はこちらより(apple music)
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ちなみに登場人物の田伏のり子はNUMBER GIRLのギタリスト田渕ひさ子さんの名前を捩っております。
この話からのり子の服も色々バリエーションが増えていきます。
はい。
これからも色んな動物パーカーを着用していただく予定です。
本編も長けりゃ文章も長くなってしまいましたが、#4解説はこれにて。
次回#5はいきなりページ減。
薄味な内容ですが彼らの日常をお送りします。
【各話解説】#3 Search And Destroyについて
以下本編となります↓
さてさてこの話からページ数がグッと増えてます。
メインの後輩勢のワチャワチャがメインの回ですね。
基本的にはワチャワチャ遊んでたまにバンドや音楽の話を挟んで…という割合になっていくのかなーと思います。
なんとかこの回で大まかなキャラの特徴を表したつもりですが、うまく表現できているかどうか…
#2の解説でキャラ早見表を添付しましたが、ここではさらに補足で各キャラの特徴をまとめてみました。
【安田ケンヂ】
・一応主人公
・パーマでモジャモジャ
・楽器、バンド初心者でギター志望
・お調子者で世間知らず
【田臥(たぶせ)のり子】
・もう1人の主人公
・ベース担当、5人の中では1番バンド経験が豊富。実力もおそらくトップ(いずれ過去話なんかも描く予定です)
・サバサバとしてるが打たれ弱い所もある
【大沼ヨウヘイ】
・安田の幼馴染み
・すぐ調子にのる安田を幼い頃から見ている為、物事を俯瞰して見るクセがついている。
危ない橋は渡らない
・安田とおなじく楽器、バンドは初心者
ドラム志望(金がかからないだろうという打算から)
【光村(みつむら)コウスケ】
・メガネ、影が薄い
・ベース担当
・飄々としていて掴みどころがない
・何やらかすか分からないダークホース的なやつ
【菅野シンイチ】
・チンピラみたいな見た目だけど多分5人の中で1番温厚
・老け顔
・ギター、ボーカル、その他色んな楽器をかじってるマルチプレイヤー
・今後も5人のまとめ役になる事は必須
…といった感じでしょうか。
ちなみにサブタイの曲はこちら
↓(Apple music)
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Iggy&The Stoogesからこの曲を起用しました。
もっとも僕はred hot chili peppersのカバーVer.を先に聴いていたので、原曲をちゃんと聴いたのはそれよりだいぶ後でした。
漫画本編の内容と絡めた選曲なんですが…我ながら安直だな〜と辟易としています…
のり子が同期の連中を殲滅していくわけですね、言葉で。
上記でも述べた通り、キャラ紹介も兼ねた話にしたいなーと思いこのようなネームを書いた訳ですが…ただの口喧嘩になってますね。
Iggy&The Stoogesを聴いたのも何年ぶりだったか…やっぱりいいっすね、ガレージロック。
次回は#4 URBAN GUITAR SAYONARAについて解説します。ギターを買いに行く話ですね。やっと軽音っぽいことをやり始めます。
【各話解説】#2グロリアスレボリューションについて
以下本編となります↓
第2話のサブタイは知る人ぞ知るBUMP OF CHICKENのインディーズ2ndアルバムからの選曲です。
↓(Apple music)
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1話の続きものとなってるので初期衝動をテーマに選んだつもりなのですが…
前回#1の解説同様にだいたいは感覚で選んでいるのでサラッと流していただければ幸いです。
ちなみに2話の時点では活動拠点を某SNSにしようと思っていたので4ページ縛りとなっております。例のつぶやく所ですね。
結局のところ欲が出てしまいまして。
「ここはもっと描き込みたい」
「このネームは4p以上で話を作りたい」
「てか仕事との折り合いが…」
…といった理想と現実を擦り合わせた結果、各web漫画媒体へマイペースにアップすることを選択しました。
まあ向き不向きもあると思うんですよ。上記のつぶやきSNSを使いこなせるかどうかも。
僕は残念ながら後者でした。
話は逸れてしまいましたが、とにかく第2話でしたでしょうか。
歌詞の内容と本編のストーリーが噛み合ってるとは決して言えないのですが、若者の自問自答と言いますか…自ら(もしくは他者)を鼓舞するかの内容からインスピレーションを受けた所があります。
本編の安田くんのしょーもない見栄は自分自身にもよく身に覚えがあるので描いていて妙に気恥ずかしい気分になってしまいました。
何にでも言えることですが、くだらない見栄や知ったかぶりはしない方が良いです。自分のためにも、他人のためにも。
本編の話に戻りますが、ここで主要なキャラはだいたい登場しています。
キャラ早見表です↓
先輩、後輩のこのキャラ達を主軸に今後の話は展開させていくつもりです。
ちなみに他の部員は出てきていないだけでもっといます。(スポット参加だったり幽霊部員含め)そういったサブキャラも今後出していければと思っております。
次回は#3の解説になります。
#3はページ数もグッと増えています。
いやー、欲張った。
ぜひ読んでいただけると幸いです。
【各話解説】#1 What ever happened?について
以下本編(4ページ)となります↓
んー、初期衝動のみで描いてるなー
色々と拙い所も目立ちますが、これが第1話になります。
ちなみにキャラの早見表はこちら↓
この作品は大学の軽音サークルの日常コメディです。
とは言えコテコテに音楽ネタばかりをやるかと言われるとそんなこともなく…
初めての一人暮らしに浮かれる若者。中学、高校とはまた一味違う大学という環境。子供でも大人でもないモラトリアムな時期をサークルの彼らを主体に面白おかしく描ければ、と思っております。
ちなみにサブタイトルは色んなバンドの曲名から発想を得ております。なるべく漫画本編と絡めてるつもりですが…かなり感覚で決めてる部分が大きいので適当に流してもらえれば幸いです。
第1話のサブタイの曲は下記より聴けます↓
The Strokes(ザ・ストロークス) : What ever happened?
(Apple Music)
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strokesを選んだことにも大した理由はなく、僕がどストライクの世代だったからってだけなんですよね。
初めて聴いたstrokesが2ndだったのですが、上記のWhat ever happened?で1発でやられちゃいましたね。
なんというか、こう、「洋楽ってこんなに軽くていいんだ」って思ったわけです。彼らの音作りは勿論なんですが、もっと言うなら全体を包んだ雰囲気というか…
まあ僕の拙い文章から読み解くよりは一聴していただいた方が早いかと…
その当時聴いていた音楽は人によって千差万別だと思いますが、世代で分けた場合はある程度その時の流行りなどを基準にできるかな、と。
それに伴って環境(友達から薦められた、仲間内ではこのジャンルが主流だった等)などの要因も加わり、個人個人の音楽遍歴が決まってくるものと思います。
当時は自分も年相応で…他人とは違うものを選びたがっていたひねくれ者でした。
何か「自分は他のヤツとは違うんだ!」という若さ特有のアレです。
彼らstrokesはまさしく「他のヤツとは違う」ことをやってのけてるんですよねー(デビュー当時)。うーん、カッコいい。
ロックを聴き始めて、ギターも練習して、新しいことをドンドンやり始めたとき彼らThe Strokesと出会って…若き日の僕にとっては特別なバンドとなった訳です。
そんなこんなで、何か新しいことを始めるときに聴きたい曲…ということでこの曲を自身の作品の第一話サブタイへ起用したわけでございます。
(きっと歌詞の内容は本編とは噛み合ってないと思います。曲調、雰囲気で選んだもので…)
次は#2グロリアスレボリューションについて解説いたします。
【現在、各Web媒体で7話まで更新中。よろしければぜひ…】⇓
https://seiga.nicovideo.jp/comic/44950
https://manga.line.me/indies/product/detail?id=5357
ご挨拶
八倉と申します。
元バンドマンの漫画描きでございます。
今は働きながら「追想OVERDRIVE」という漫画を描いてます。
以下リンクです↓
【ニコニコ静画】
【LINEマンガ】
【pixiv】
【マンガハック】
大学の軽音サークルを舞台にしたギャグ漫画でして、
自分の経験則なども踏まえネタに昇華しております。
この度ブログを始めたのにも理由がありまして…
普段、漫画という形で各所で創作・発表をしておりますが
原稿が出来上がるまでの期間なんにも発信できないのは
何とももどかしいのです。
こちらには漫画原稿の合間の息抜きに…
というか行き詰った時の避難所として…
雑多ではありますが書き込んでいければなー、と思っとります。
おもに・・・
・作品のセルフ解説
・独断と偏見によるCDアルバムレビュー
・その他雑記など
記事内容としては以上を考えております。
もしお時間が許すようでしたら
ブログ、漫画ともども読んでいただければ嬉しいです。